胃下垂

• 妊婦さんと間違えられる程下腹部がポッコリ
• 特に食後の胃痛・膨満感がキツイ
• 胃カメラ飲んでの検査は異常はないけど胃もたれ感がいつも辛い
• 少量ずつ回数を多くの食事のが良いらしいけど時間がない
• 沢山食べてるんだけど太れなくて元気が出ない

胃下垂の状態が長く続いてしまうと、胃が正常に働けなくなり消化や蠕動運動が鈍くなり、食べ物が長く滞在することにより、胃痛・吐き気・胃もたれ・食欲不振・膨満感などの痛みや不快感を感じる事でしょう。

そして食べ物を正常に消化できない事で、胃酸が多くでてしまい、胸焼けや酷くなると胃潰瘍にもなってしまう可能性が高いです。

○胃下垂による二次的症状

胃下垂は胃が骨盤内に入り込んでいるので、骨盤の中にある他の内臓を上から圧迫してしまってます。腸を圧迫すれば便秘やホルモンの生成が鈍くなり、膀胱を圧迫すれば頻尿や前立腺の問題も起こってしまいます。

女性は特に大切な子宮もあり、圧迫されれば生理痛や子宮の動きも悪くなりますし、足への血液やリンパ液の流れも鈍くなり、冷え性・むくみやすくなってしまいます。

胃下垂はケガのように急になるものではありません。普段の心身の使い方によってジワジワと胃下垂になってしまいます。

主に３つの原因です。

• 普段の姿勢からくる胃下垂
• 早食い・大食いからの胃下垂
• ストレスからの胃下垂

①姿勢からの胃下垂

人間の体は前面側に曲がりやすくなっています、体が丸まりやすいという事です。代表的なのは「猫背」「巻き肩」イメージしてもらうとわかると思いますが、お腹や胸を圧迫します。圧迫されると胃やほかの内臓も下方に移動せざるおえなくなり胃下垂となってしまいます。

②早食い・大食いからの胃下垂

仕事・子育て、色々忙し過ぎてしっかり時間をとって食事できないかもしれません。早食い・大食いすると胃の中で食べ物を消化する時間がかかります。胃の中に食べ物が長く滞在すれば、食べ物の重さでジワジワと胃が伸ばされていきます。毎食の積み重ねが胃下垂を引き起こしてしまいます。

③ストレスからの胃下垂

胃は副交感神経によって働いてくれます、副交感神経とはリラックスしてる時の状態です。

何かひと段落して緊張が抜けた時「お腹すいたな～」と思う感じの状態ですね。ストレスを感じると交感神経に切り替わり、胃の働きが鈍くなり、そして甘いものとかドカ食いしたくなってしまいます。

胃の働きが鈍い状態の時に上記の事してしまうと、消化できず胃が伸ばされて胃下垂となってしまいます。そして言いたい事も言えず、グッと飲み込んでしまうのも胃に溜まって胃下垂を助長してしまいますよ。